貧困化する日本の実態は、既に至るところで我々の生活に影を落としています。
「子ども食堂」の登場、増加を続ける非正規雇用者数、また貧困率算定のベースとなる「可処分所得」の推移においては、バブル崩壊後ひたすら低下し続けています。
つまり我々一人ひとりが今、日本の貧困化という現実の前で、いわば前代未聞の岐路に立たされていると言っても良いでしょう。
そしてその選択の結果は、既に格差社会の到来として兆しを見せ始めています。
その証拠に年収300万円以下の層と年収1000万円以上の層が共に増えている、つまり日本では二極化が進んでいるのです。
あなたはどちらに踏み止まりたいでしょうか。
今心を決めて、この記事の対処方法を実行する事が、あなたの人生の分岐点になるでしょう。
いよいよ『貧困層に落ちる人の10の特徴と対処法』最終回です。
今が貧困層か否かの分かれ目、ラストチャンスと心得てお読み下さい。
貧困化する日本で生き抜くため⑨対価は支払う
無料漁りをする人は絶対に貧困層に陥ります。
大事な情報というのは無料では存在し得ません。
脳科学的に見ても人間は失う恐怖が強いので、有料であればそれに見合った価値を得ようとしますが、無料漁りで得たものは大切にしないので、本気になれないのです。
私自身も人生に変化を与えたい時は、どこにお金を払うかをリサーチします。
この前もYouTubeの講座に600万円を支払った所、一年間無料でやろうとして進まなかった事を二週間位でやり終えてしまいました。
貧困化する日本で生き抜くために⑩現実を直視する
現実を無視している人も貧困層に落ちがちです。
無視というのは不具合が生じているのに、何とかなると言って現実を直視しない事です。
具体的にはバブルの時よりも平均世帯年収が百何十万も下がっているのに、物価は上がってます。
にもかかわらず、何とか生活出来ているし、人生はお金ではないと言って多くの人は直視をしません。
しかし現実を無視して危機感を持っていないと、脳が必要な情報をキャッチしようともしなくなります。
いわゆる「意識を高くする」というのは、「脳に必要な情報を見つけてもらえるよう意識する」という意味です。
しかしアンケートでも直観力のような現実離れした話は反応が良いのに、そんな収入で大丈夫なのか、努力が必要だ、といった内容になるとパタッと音信が途絶えます。
そのように自己啓発ファンタジーに逃げるのではなく、今自分はマズい状況にいるのだと常に自覚し続けなければなりません。
例えば人生においては家族が大病を患うなどで、お金が必要な場面が時々出て来ます。
何かあった時の事を考えても、年収は少なくとも700万以上は無いと厳しいでしょう。
命に値段がついてしまうように感じてしまいますが、ちなみに最近出たがんの特効薬は300万円です。
前々回貧困層の人の特徴に「無感情」を取り上げましたが、私はもしもの時、無感情に「仕方ない」とは絶対に諦めたくありません。
ですから私は今からその日のため、家族のためにも準備をしているのです。
貧困化する日本で生き抜くためのYuki’s Q&A
貧困化する日本での生き抜き方について、皆さまから頂いたご質問にお答えします。
Q.ある程度の年齢を過ぎても、直感は磨けますか?
A.直観力は30歳を過ぎても磨けますし、磨くことで感情が豊かになり気持ちもどんどん若返ります。
Q.貧困層にならない教育とは?
A.私のビジネス仲間に書道家の坂本幸一氏という人がいます。
元高校の教員でしたが、多くの父兄が経済的に困難さを抱えている事を知りました。
しかし自身がお金についてはアドバイスが出来ない点を省みて、自ら起業しました。
生徒は先生の思考の枠を超える事が出来ません。
ですから私も普段60名程を指導していますが、自分自身が成長するよう心がけています。
Q.現実無視とポジティブ思考の違いは?
A.現実を見ないポジティブ思考はエセポジティブ思考です。
現実の嫌な事にも向き合って成長出来ているかどうかを考えてみましょう。
そのためにも仲間がいると支えあう事が出来ます。
Q.「考えない」と「直感」の違いは?
A.常に考え、観察し、その経験が心の深い所に蓄積した結果、思考プロセスを経ず瞬時に判断出来る事 が直感です。
直感とは考えない事、思考停止ではありません。
思考の末に直感になるのです。
Q.履歴書に書ける自分の売りがありません。
A.私はTOEICのハイスコアを転職の武器に使いました。
そしてスコアに加えて面接の場面では、いかに自分が短期間でハイスコアを取得したかをアピールしました。
するとスコアだけでなく、スコアを取る為の戦略を立てられる人物であるという評価を得る事が出来るわけです。
ここまでやって自分の「売り」にしましょう。
Q.ネガティブな人に引き摺られます。
A.一緒になって落ちていかないよう、ベクトルを変えるためにハッキリそこから出ようと宣言します。
相手を切るわけではなく、寄り添いつつも、あなたの負のエネルギーは要りませんよという事はきちんと伝えます。
Q.その場でうまくやり返せなかったり、一日経ってようやく自分の気持ちに気付きます。
A.日記を付けると、気付く感覚が早くなります。
どんなに優秀な人でも、文字化しないと自分の感情に気付くのにとても時間がかかります。
また、最初は上手く言い返せなくても慣れもありますし、手紙で相手に伝える方法もあります。
Q.参照枠が狭くて、自分の置かれた状況のマズさに気付けません。
A.客観的に自分の状況を見るのに、旅は良い方法です。直感も磨かれます。
まとめ
貧困化する日本で今できる対策を、貧困層に落ちる人の特徴を踏まえつつ、全5回で考察してきました。
【貧困層に落ちる人の10の特徴とは?】
①勉強不足、知識不足 ②報酬回路が無い ③友達が少ない ④やり返さない⑤無感情⑥直感が無い ⑦楽しようとしている ⑧売りが無い ⑨無料漁りをする ⑩現実を無視する
残念ながら、1~10に該当するにも関わらず、お伝えしてきた対処方法が出来ていないとすれば、今の状況から更に下降線を辿ります。
そして今後一層、生活を維持するために、更に働く必要が出て来るでしょう。
すると勉強する時間が無くなり、時代に更に取り残されます。
結果、労働の時間単価が下がり、更に働かなければならなくなります。
一度この負のスパイラルに入ると終わりです。
その区切りが令和元年の今か、ギリギリ来年と言われています。
今が時代の変わり目、いよいよ、これがラストチャンスです!
【合わせて読みたい】
貧困化する日本で今できる対策とは?貧困層に落ちる人の10の特徴と対処法【その1】
貧困化する日本で今できる対策とは?貧困層に落ちる人の10の特徴と対処法【その2】
貧困化する日本で今できる対策とは?貧困層に落ちる人の10の特徴と対処法【その3】
貧困化する日本で今できる対策とは?貧困層に落ちる人の10の特徴と対処法【その4】