日常の英会話で日本人が苦手とする、カジュアル&フォーマルな表現の使い分け、あなたも困ったり迷ったりした事はありませんか?
微妙なニュアンスの違いを使い分けるのが、一歩差がつく英会話のコツです。
目次
日常の英会話が楽になる!まずは図で会話の距離感&場面の雰囲気をつかむ

一口で英会話と言っても、実際の日常の中では様々な場面が考えられます。
まずは上の図をご覧ください。ここでは状況に応じて、会話が想定される場面をFormal⇔CasualそしてStrong Direct(直接的に言う)⇔Gentle(遠回しに言う)の4つに分類しました。
これを頭に入れながら覚えるとことで、実際の場面でもフレーズが頭にパッと浮かび、相手に失礼のない会話が出来るようになります。
私は英語圏で話をしている時に、他の日本人が話しているのを見聞きするたび、実は内心結構ヒヤヒヤしてしまいます。
例えばこの場面でこれを言ってしまうのか…とグレーな雰囲気になってしまい、旅行なども楽しめなくなってしまいます。
ですから、お互いそんな事にならないように、しっかり覚えてきましょう。
日常の英会話で、ハッキリと直接的、かつ丁寧でフォーマルに伝えたい場合

さて今日の日常の英会話のシチュエーションは
When you want to order something in a restraint (or shop).です。
まずは直接何かを言いたい場合で、フォーマルな場面とカジュアルな場面、図の①と③です。
①から見ていきましょう。
シチュエーションとしては高級ホテルの最上階、3名でお食事をしたらお会計が20万円…!というような極めてフォーマルなお店での会話です。
こうしたお店で注文する際に、使える表現として例えば
この表現には曖昧なところがなく直接的ですが、I’d=I wouldが入ることでフォーマルで丁寧な表現になります。
具体的には、「このヒレステーキを2つ下さい。」といった場面で使えます。
イメージとしてはメニューなどを指さしながらthese(これら)を注文している感じです。
それからメニューの写真を見て、どのような料理かは分かるけど、それを示す語の発音が分からないような場面でも応用ができます。
例えばオマール海老はフランス語homardですが、発音し辛ければ、指差しで’I’d like two of these,pleaase.’と伝える事が出来ます。
また、何を注文したら良いか迷う時にはこんな表現もあります。
(あなたのオススメは何ですか?)
何となくカジュアルなイメージがありますが、実はどんな場面でも使え、フォーマルなお店で使っても失礼になりません。
図の①にカテゴライズ出来ます。
日常の英会話で使いやすい、直接的でカジュアル&フレンドリーな表現
前述のフォーマルが少し距離感を作るのに対し、カジュアルでフレンドリーな雰囲気の表現です。
例えば
もしくは
(このメニューの中であなたのオススメは何ですか?)
といった表現が、カジュアルな雰囲気のレストランなどですぐに使えます。
ちなみに、日本語にあるような丁寧語や敬語は英語にはありません。
しかし、Gonna(=going to),Woulda(=would have),Coulda(=could have)等のContractions(言葉の短縮)はカジュアルな表現にあたり、フォーマルな時には使いません。
ですから、日本語のような敬語はなくても、フォーマルな場面ではきちんとした文法を使い、きちんとした発音で話し、ちょっとした距離感を作るという使い分けがされているわけです。
図で③の位置を確認して下さいね。
例えばあなたが物凄くお腹を空かせている時に、レストランで肉汁たっぷりのステーキを食べよう!となったとします。
ここで一言
Can I~?はカジュアルな定番表現です。
ついでにフォーマルな表現であれば、I’d like to order.もしくは
といった表現が用いられます。
Canはカジュアルで図の③
Mayはフォーマルで図の①のイメージです。
Can I have a steak?(ステーキを1つもらえますか?)
これはどんな雰囲気のレストランで使うイメージでしょうか?
海外であればチェーンのレストランなどが、この表現が使われやすいシチュエーションでしょう。
そして、メニューに書かれているのは、ステーキだけとは限りません。
steak(ステーキ)
chicken(鶏肉)
fish(魚)
pork(豚肉)
とたくさん並んでいます。
そんな中でもsteakが一種類だけであれば、それしかないという意味で
定冠詞theこれは英文法の基本ですね。
ちなみにこのI’ll have the steakは図①、②カジュアルでもフォーマルでお両方使える表現です。
impolite(失礼な)ではない表現ですので、覚えておくと便利です。
チキンにしようかポークにしようか…と迷う感じもないので、ステーキに決めました!というニュアンスがはっきりと伝わります。
まとめ

今回の日常で使える英会話はレストランで使える表現でした。
以下のフレーズを暗記して、どんなお店でも気持ちよく食事を楽しみましょう。
■フォーマルで直接的な表現
I’d like two of these,pleaase.
(これを2つ下さい)
May I order a steak?
(ステーキを1つ注文してもいいですか?)
■カジュアルで直接的な表現
What’s good?
(何が美味しいですか?)
What’s your favorite on this menu?
(このメニューの中であなたのオススメは何ですか?)
Can I have a steak?
(ステーキを1つもらえますか?)
■どんな場面でも使える表現
What do you recommend?
(あなたのオススメは何ですか?)
I’ll have the steak.
(そのステーキを下さい)
4個象限の分類、素晴らしいです。実用的な英文ですので、使わせてもらいますね。ありがとうございます。