よくある質問集

読者質問⑩「お言葉に甘えてよいかしら?」と英語で言う

Yuki

今日もCameronさんに読者さんからの質問をしていきます。
今日の質問は、仕事ですごく難しい状況に遭遇している状態だったけれども、海外支社の人がその仕事の一部を引き受けて助けたい、と言ってきた、と。

Cameron

いい方ですね~。

Yuki

で、そのことについて、「お言葉に甘えていいかしら?」と言いたかったそうです。すごく日本的な表現です。
”Thank you so much!!I really appreicate your kind proposal.”と伝えました、と。
もう少し遠慮がちに、もっと丁寧に聞こえる前置きが知りたい。という質問です。

Cameron

まぁ、そういう初めから「甘えていいですか?」みたいな感じはあまり英語にはないです。だからそういうネガティブなところ、下から言うというのはあまりないですね。
だから逆に、本当に、最終的に助けてくれるのなら、”Thank you.”でいいですよ。


“I really appreciated. Thank you very much.”(感謝します。本当にありがとう)
“Really?”(本当?)
“Are you sure?”(本当?)
“Is that OK?”(大丈夫?)


Cameron

で、必ず“Thank you very much.”(本当にありがとう)とかね。「感謝」を伝える。
すごく大変な状態だったら、「助けてあげるよ」、とか「助けてもいいか?」って言われたら、大変うれしいことなので、必ず”Thank you.”とか”I really appreciated.”とか言えばいいですね。

Yuki

強いて、どうしてもだったら、”Are you sure?”とか聞いてみてもいい感じですよね。

Cameron

その人も忙しいかもしれないので。でも、考えてみると、その相手もすごく忙しかったら「助けましょうか?」とは聞いてくれないかもしれないですよね?
だから、聞いてくれているのであれば、もう思いっきり助ける気持ちがあるから、それを受けて、感謝を込めて、「ありがたい」と伝えて、それで将来的に同じことをofferする。それも大事ですよね。

Yuki

そっちのが大事ですね。今遜ることよりも、いつかやってあげることを考える方がいい。今はもらったofferを受ける、という感じですね。

Cameron

あと、これは面白いんだけれど、考えてみると、例えば、「誰かを助ける」。それで次の日にクッキーをもらう。昨日助けてくれたお礼に。そういう文化は海外にはないんです。

Yuki

えぇ~そうなんですか?

Cameron

そう。だから物を返すことはしないの。Give & Takeなので、「助けてくれた」その相手が助けが必要な時に「助ける」。
それをみんながわかっているから、そういうシステムがうまくいく。だから、すぐには返さなくていいの。

Yuki

それは勉強になりますね。

Cameron

その方がいいですよ。なぜかというと、逆に、これ、日本では通じないんだけれど、外国の方に物を返すと、「あ、終わり!」みたいな感じになる。「悪いな~」だから贈り物をあげて、ハイこれでゼロになってます、みたいなことになってますので。それはしない方がいいですね。

Yuki

この人が書いている”proposal”という単語は有りですか?

Cameron

”proposal”はビジネス的な提案です。

Yuki

どちらかというと、”Help”とかの方がいいですよね。

Cameron

そうそう。“Thank you for your offer”とか。”proposal”は、やっぱり今のビジネス用語では「提案書」とかそういう感じです。

Yuki

彼女の場合だったら、“I really appreciate your kind offer.”だったらよかった。

Cameron

Very good.「感謝」が含まれているから相手の方はたぶん感じると思います。

Yuki

何か、日本て、その場で済ませていかなければいけないという気質があるじゃないですか。一回遜ってOKしてもらい、やってもらった後は何かですぐ返す。品物を渡したり、あいさつに行ったりとか。
そういうのは英語圏ではないってことですね。
いつかそういう機会があった時、同じようにしてあげればいいってことで。

Cameron

何かを返すには、手伝ってあげてください。

Yuki

そういう考え方が違うということを理解するのが今回は大事だったかな、と思います。
貴重なお話をありがとうございます。今日は以上です。

 

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POSTED COMMENT

  1. hanna より:

    意外なコメントが多く、興味深いです。
    どちらかというと、日本が、いつか困っていたら返せばよい、だと思うんですが。。。。あれ?
    物で返す?それはしない。。するのは限られる目上の人にだけ。あれ?私がいるのが非常に古臭い世界、芸事の世界だから?あれ?
    師匠やお母さん、お姐さん達からは、物ではなくきちんと仕事して返しなさい、といわれます。。。
    お詫びは物ですね。

  2. 森 千春 より:

    いつも為になるなーと思いながら、拝見させています。動画はなかなかつながらないので、scriptを見ることが多いのですが、今回のありがとうにあたる英訳げI really appreciatedとなっていますが、 I really appreciate itが正しくないでしょうか?
    少し気になったので、コメントさせていただきました。

  3. iris より:

    フレーズもさることながら、英語圏の文化も学べてとても楽しかったです!
    「お言葉に甘えて」は日本独特の言い回しだと改めて気付きました。
    ネイティブとのネタにできそうですね。
    ・こんな言葉しってる?
    ・おごってくれる、という時に言うと超カッコいいよ
    ・ちなみに、甘える⇒甘いにすると違う意味なるよ
    こんな感じで準備します!

  4. kobarika1129 より:

    Give & Takeって金品の価値には置き換えられないなぁ、と改めて考えさせられました。
    I really appreciated. Thank you very much.と心を込めて伝えるとともに、giveの機会を逃さぬようによい関係を築いていきます!

  5. be friends forever より:

    英語圏の方のように助けてもらったから、いつか助けてくれた人に何か困った事があったら、お互い様的に助け合う感覚を持ちたいです。日本人みたいな杓子定規(しゃくしじょうぎ)に受けた恩に対して、物で返すのは、いささかどうかなとずっと考えていたので。。。受けたら、すぐに慌ただしく、何を返したら良いかとか思案したり、遠慮気味になるよりは、素直にありがとう!!いつか、困っていたら、必ず助けに行くからね的なコミュニュケーションが素晴らしいなと感じました。学びに感謝です。

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