Yuki
今日もCameronさんと一緒に読者の方の質問に答えていきます。
Yuki
今日の質問は、友達の依頼で、ある外国の方が来て、一般家庭でオーソドックスな日本の昼食を食べようという企画があったと。で、それを作るために、エプロンを渡したら、(それが)ブラックのバーバママの顔の付いたエプロンだったと。で、その外国のお客さんが黒人女性だったそうで。彼女(お客様)は「すごくかわいい」と喜んでくれていたけれど、「似てますね」とは失礼だから言えないし。褒めようとしたんだけれど、似てると言っては失礼なので、言葉が浮かびませんでした。「とてもかわいくてお似合いですね!」と言いたかった。
Cameron
このストーリーすごく面白い。
Yuki
バーバママっていうなんか、粘土みたいなキャラクターがいるんですよ。バーバママは黒いからね。
Yuki
これ、質問というよりも、どこまで言っていいかわからない、って意味もあると思うんですよ。なんていうか、難しいですよね。ブラックの感じって。これがバーバファミリー。
(参照:画面左下)
Yuki
黒人の方に、この絵を見て、”She looks like you.”(あなたに似てるね)って言ったら失礼?Cameronだったらどうですか?
Cameron
難しいね。微妙だね。
Yuki
だから、”She looks like you.”というのは言わない方がよかったとして、もともと言いたかった、「とってもかわいくてお似合いね。」って言うのはなんて言ったらいいですかね?
“That looks great on you!”
(とってもかわいくてお似合いね。)
Yuki
“on you”。服装の時は”on”なの?でも、”lady in red”って歌があったじゃない。
Cameron
That’s because, she is in a red dress.(それはなぜかというと、彼女は赤いドレスを着ているから(身にまとっているから)。)
Yuki
え?じゃぁ、この”on”はなに?
Cameron
Red dress is on her.
Yuki
“on her”? あ、主語が違うからか!dressは彼女の上にあって、彼女はdressの中にいる。服装って、いつも前置詞がつらいんですよ。
Yuki
だからこれは、”That looks great on you!”でよかったわけですね。これは覚えてください。で、バーバママが黒くて、黒人の方に似ているね。というのはちょっとギリギリな感じがするので、この場合は使わずに単純にお似合いですよ、と。
Cameron
スマホとかで見せて、説明した上なら使えるけどね。
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洋服を着ることを伝えるときは、主体が変わるのですね驚
それによって前置詞が変わるとは驚きでした。
また、今回は違う国の人と交流するときのお作法を学ぶことができました。
留学せずともこのような国際人の感覚を学ぶことができることは、とても幸せです。